部下や後輩に対し、上から目線にならない褒め方について悩んでいませんか。
相手を褒める際は上手に伝えないと、違った意味にとられてしまうこともあるので注意が必要です。
特に、相手を気遣わない言葉遣いをしてしまうと、悪い印象を持たれてしまうことになりかねません。
今回は、上から目線にならない褒め方について、5つのポイントにまとめて紹介します。
上から目線にならない褒め方の5つのコツ
上から目線にならない褒め方をするコツについて、次の5つのポイントにまとめました。
- 感情豊かに褒める
- 見えない努力まで褒める
- 自分も学ぶ姿勢を見せる
- 相手にしかできないことと意識する
- 自分の経験を語らない
少し気を付けるだけで実践できるものばかりですので、ぜひ試してみてください。
感情豊かに褒める
褒め方が上から目線に伝わる原因の1つは、言葉に感情がこもっておらず、とりあえずのご機嫌とりなどの為に褒めているように見えることです。
相手に対して感情豊かに、本気で思っていることが通じるような態度で話せば、選ぶ言葉は自然に変わってきます。
例えば、「よくやった」という褒め言葉でも、感情豊かを意識すると「よくやったな!頑張ったな!」といった表現に変わってきます。
最初は感情豊かに褒めることに恥じらいを感じるかもしれまえんが、褒められた側は上から目線という感覚を覚える人は少ないです。
見えない努力まで褒める
成果に対し、結果だけではなくその過程の見えない努力まで褒めてあげるのもおすすめです。
誰しも、良い結果を出すためにはそれなりの努力をしてきているはずです。それに対して「良かった」などぶっきらぼうに対応すると、上から目線な褒め方だと取られてしまいます。
頑張ったことに対しては、これは相当苦労しただろうと共感し、相手との信頼関係を保つことに注意を払いましょう。
具体的にどこが良かったか説明すると、褒められた側もより一層頑張ってくれるはずですよ。
自分も学ぶ姿勢を見せる
自分より上、下関係なく、どんな相手だったとしても、褒める際はその人の褒めるべき良いところから自分も学ばせてもらう姿勢をもつことが大事です。
なぜそうできるのか、どうやって思いついたのか、その人が褒められるまでの過程を聞いたり、質問することで自分にも真似できる部分はないか、自分に足りないものを考えるいいきっかけにもなります。
また相手の考えを聞くことで、その人の良い部分をさらに見つけることができたり、相手をより深く知ることができます。
そうやって相手の良い部分をたくさん見つけるように心掛けることで、自然と上から目線な褒め方をしてしまうことも無くなります。
ときには上から目線も必要ですが、相手の良いところを見つけることは自分自身の成長にもつながり、相手との距離も近づくきっかけになります。
相手にしかできないことと意識する
まずは相手のいいところを素直に伝え、その成果はあなたにしか出来ないと特別感を出すのも良いでしょう。
年下や後輩を褒めるときはどうしても上から目線な褒め方になってしまいがちですが、特別感を出すことで軽減することができます。
私は苦手だから見習わないといけないであったり、自分にはまだ出来ないといったニュアンスのことを伝えるように意識していくと、相手の自信にもつながります。
上から目線にならない褒め方は難しいですが、相手が受け取って気持ちいい言葉なのかどうか考えて発言することが大事だと思います。
自分の経験を語らない
上から目線な褒め方となる原因の1つは、自分の方が相手より多くの経験しているため、相手を下に見てしまうことです。
これは年齢が上の人が下の人によくやってしまう現象で、「私が若い頃は…」とか上から目線で話してしまいがちです。
誰かを褒めたい場合は褒めたいことだけを話し、自分の経験や過去を話さないことが大切です。なぜなら、相手はそんなことは聞きたくないからです。
何かを褒めたいとしたらその褒めたいことだけを、誰かと比較をせずに理由を入れて伝えてあげることが最善です。
上から目線にならない褒め方は普段の話し方から
上から目線にならない褒め方をするには、普段から上から目線にならない話し方をしていることが大切です。
常に上から目線で接していると、いざ相手を褒めるときもそのイメージが抜けないため、悪い印象を持たれてしまう可能性があるからです。
普段から偉そうにしている人と、親身に接してくれる人とでは、明らかに後者に褒められた方が嬉しいですよね。
そのため、普段の話し方から上から目線にならないよう意識し、良い褒め方をできるようになっていきましょう。
上から目線にならない褒め方は意識が大事
上から目線にならない褒め方をするために、この記事で紹介した5つのコツを意識してみてください。
- 感情豊かに褒める
- 見えない努力まで褒める
- 自分も学ぶ姿勢を見せる
- 相手にしかできないことと意識する
- 自分の経験を語らない
褒める機会が多い人ほど、意識しなくてもできるようになっていきますよ。
ちょっとした意識を変えるだけで、相手に持たれる印象は大きく変わるため、上から目線にならない褒め方で悩んでいる方はぜひ実践してみてください。