自分では無意識だけど、上から目線になってしまうのを直したいと思っていませんか。
自分ではそんなつもりはないと、どうやって直せばいいか悩んでしまいますよね。
そのような方におすすめなのが、原因と対処法をもう一度考え直してみることです。
この記事では、無意識に上から目線になってしまう際の直し方を紹介します。
無意識に上から目線になってしまう4つの原因
まずは、無意識なのに上から目線になってしまう4つの原因についてまとめました。
- 知識マウントしてしまっている
- 上から目線の発言が口癖になっている
- プライドが高く高圧的になっている
- 話し相手があなたを見下している
それぞれについて、詳しく解説していきます。
知識マウントしてしまっている
自分の得意分野や好きなことを説明しているときに上から目線になってしまう場合、無意識に知識マウントしている可能性があります。
自分では普通に話しているつもりでも、相手にとっては知識をひけらかしているように感じているのかもしれません。
得意なことはつい自信満々に語ってしまうため、口調や使う言葉が無意識のうちにきつくなってしまっていませんか。
相手からしたら、会話を盛り上げるために話題を振っているだけの可能性もあります。そこで自慢のように知識を語られたら、上から目線だと思われてしまいます。
上から目線の発言が口癖になっている
会話において、あなたの口癖が上から目線になってしまっている可能性があります。
あなたにとっては普通の言葉でも、相手によっては上から目線の言葉であることがあります。
例えば「なんでわからないの?」、「大したことないね」、「頑張ったね」などの言葉を無意識に使ってしまっていませんか。
特に注意したいのが、メールやネット上の文章によるやり取りです。
対面で直接話す場合は表情や口調でフォローできますが、文章だとごまかしが効かないため、上から目線の発言はそのまま相手に伝わります。
プライドが高く高圧的になっている
あなたのプライドの高さが、無意識に上から目線になってしまう原因の場合もあります。
「人より上の立場でいたい(いなくてはいけない)」「力の関係をはっきりさせたい」といった考えが根底にあり、知らず知らずのうちに上から目線になっていませんか。
また、プライドの高さから間違いを認められず、高圧的な態度になってしまっている可能性もあります。
話し相手があなたを見下している
実は、あなたが無意識に上から目線になってしまうのではなく、相手が内心あなたを見下している可能性があります。
あなたが普通に話しているだけでも、相手からすれば対等なように話しているのがむかついているのかもしれません。
このパターンの場合は、あなたに問題はありません。
ただし、当事者どうしではどちらに問題があるか判断はできないため、必ず周りの人にも意見を求めましょう。
上から目線になってしまう心理
無意識に上から目線になってしまう原因について整理しましたが、これにはあなたの心理が大きく関わっています。
改めて自分の気持ちを見つめなおすと、次のようなことに心当たりはないでしょうか。
- 本当は自分に自信がない
- 見下されるのが嫌
それぞれの心理について、深堀していきましょう。
本当は自分に自信がない
本当は自分に自信がなくて、他者の目や評価を気にしてしまっていませんか?
不安の裏返しや、自信のなさを悟られないように、無意識に上から目線となってしまう方は多いです。
焦らなくても、いきなりあなたのことを見下してくる人はそうそういません。
お互いが対等な立場であることを意識し、不必要に上から目線にならないようにしましょう。
見下されるのが嫌
見下されることにプライドが許さず、「見下される前に見下してしまえ」と思ってしまっていませんか。
あなたのことを見下す人は、わざわざあなたが関わる価値はありません。
そのような人のために、普通の人に対しても上から目線になってしまうのは損しているといえます。
無意識に上から目線になってしまう際の直し方
無意識に上から目線になってしまう現象は自覚がないと直すことが難しいですが、原因を知ることで対処が可能です。
上記で挙げた原因を踏まえ、直す際に意識する3つのポイントをまとめました。
- 一方的に話をしない
- 一拍置いてから話す
- 選ぶ言葉を考え直す
それぞれについて、解説していきますね。
一方的に話をしない
あなたの得意分野や好きなことであっても、一方的に話をしないように気を付けましょう。
人は基本的に聞くより話す方が好きですから、話すことに熱が入ると無意識に上から目線になってしまうものです。
相手の方が優れていることにも目を向け、時には聞き役に徹することを心がけましょう。
相手の話を聞いたうえで、それに対する自分の意見を述べるようにするなど、上から目線にならない話し方をするようにしてみてください。
一拍置いてから話す
口癖が上から目線になっている場合は、発言の前に一拍置き、考えてから話しましょう。
条件反射で会話をすると、直そうと思ってた口癖がつい出てしまうものです。
自分の発言前に、これから話すことは口にして良いのか、もう一回だけ確認するように意識してみてください。
最初はうまくいかないかもしれませんが、繰り返すうちに発言前に考えることが癖になりますよ。
そこまでくれば、無意識に上から目線となってしまうことは少なくなります。
選ぶ言葉を考え直す
文章のやり取りなどで無意識に上から目線になってしまう場合は、送る前に読み返してみましょう。
語尾をやんわりとした口調に言い換えるだけでも、伝わり方は大きく変わります。
協力してくれる方がいるなら、一度自分の文章を読んでもらうのも良いかもしれません。
上から目線ならない文章を書くコツを意識し、受け取った人がどう思うかを考えて文章を送るようにしましょう。
無意識に上から目線になってしまう原因は直せる
無意識に上から目線になってしまう現象は、指摘してくれる人がいないと気付けないのが難点です。
しかし、一度気付いてしまえば、直し方ははっきりしています。今直し方を探していることを幸運だと思いましょう。
そして、あなたに気付かせてくれた方に感謝し、これからは謙虚さをもって付き合っていくことをおすすめします。