「誇りに思う」という表現が上から目線になるのか、目上の人に使っても良いのか、失礼にならないのかなど、気になっている方もいるのではないでしょうか。
良く聞く表現ではありますが、本当に問題がないかは気になるところですよね。
こちらの記事では「誇りに思う」が上から目線になってしまうのかどうかの解説と、良い言い換え方法についても併せて紹介します。
「誇りに思う」の意味
「誇りに思う」という言葉が上から目線になるか判断するため、意味を確認しておきましょう。
「誇りに思う」とは、その事柄について名誉に思ったり、誇らしい気持ちになったりするときに使われる言葉です。
使用例としては下記のような形です。
- 私は自分の息子を誇りに思う
- 私はあなたと友達であることを誇りに思います
- 私はこの会社で働けていることを誇りに思います
- 優勝したことを誇りに思ったほうがいいよ
「誇りに思う」は上から目線なのか?
結論から言うと「誇りに思う」という言葉は、そこまで上から目線ではありません。
ただし、基本的に自分と対等か、自分よりも下の立場の人に使うことが多い言葉ではあります。
「誇りに思う」という言葉を使っているからといって、すぐに上から目線と判断されるわけではありませんが、使い方は注意する必要があるかもしれません。
「誇りに思う」は目上の人に使える?
ここまで解説してきた通り、「誇りに思う」はそこまで上から目線の言葉ではないことから、意味的には目上の人に使っても問題はないと思われます。
上司や先輩など目上の人に使った場合でも、むしろ喜ばれるのではないでしょうか。
例えば、あなたが後輩に「先輩のことを誇りに思います。」と言われたとしても、上から目線には感じないですよね?
ただ、それでも「誇りに思う」という表現を使うことに不安がある場合は、次で紹介する言い換え例を参考にしてみてください。
目上の人に「誇りに思う」と言う内容を伝えたい時には、下記に紹介する言い換え例を参考にしていただけると幸いです。
「誇りに思う」の言い換え例
「誇りに思う」が上から目線か気になる場合、言い換えて使うことをおすすめします。
ここからは具体的に、「誇りに思う」の言い換え例をいくつかご紹介します。
「誇りに思う」をうまく言い換えたいときは、下記のような表現を使ってみてはいかがでしょうか。
胸を張る
- 「胸を張ってこの仕事に取り組もうと思います。」
- 「やっと胸を張って地元に帰ることができそうです。」
胸を張るという表現を使うことで、「誇りに思うことを誇りとする」という意味にすることができます。
自分自身に対しての意味合いが強くなるため、上から目線と思われることはほぼ無いでしょう。
光栄に思う
- 「お褒めいただき、光栄に思います。」
- 「部長と一緒に仕事ができるなんて、光栄です。」
「光栄です」と言い換えると、ビジネスシーンでも使われるような丁寧な表現になります。
相手を立てつつ、誇りに思うことを伝えることができるので、使ってみてはいかがでしょうか。
「誇りに思う」を英語で言うと上から目線?
ちなみにこの「誇りに思う」を英語で直訳すると「I’m proud of you.」となります。「誇りに思う」のほか、「自慢に思う」、「君のおかげで私の鼻が高いよ」などといった意味も含まれています。
そしてこの「I’m proud of you.」については、自分と対等か、自分より下の立場の人へいう言葉として使用されることが多いです。
そのため、目上の人に使うと上から目線と捉えられてしまうかもしれません。
こちらについては目上の人に使うことはあまりないため、注意が必要な言葉と言えるでしょう。
「誇りに思う」は上から目線ではない
「誇りに思う」は、日本語ではそこまで上から目線の言葉ではありません。
意味的にも問題はなく、言われた人が上から目線だと感じることはあまりないでしょう。
自分が言われてうれしい言葉は、人が言われて嬉しい言葉である可能性が高いです。
ただ、気になる場合や迷った時は、本記事で紹介した言い換えの例などをご参考にしていただけますと幸いです。