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「手伝う」は上から目線?場合によっては失礼かも…?

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「手伝う」という言葉を日常でよく使ってはいませんか?

「手伝う」自体に上から目線の意味はありません。しかし実は時と場合によっては相手をムッとさせてしまう言葉なんです。知らないうちに相手に不快な思いをさせてしまっているのは嫌ですよね。

今回は、「手伝う」の本来の意味と上から目線だと捉えられるケースについてご紹介します。失礼だと感じてしまう心理や、言い換えの言葉も書いていますので、人間関係を円滑にしたい方はぜひご覧ください。

目次

「手伝う」の意味

「手伝う」には2つの意味があります。

  • 他人の仕事を助けて一緒に働く。手助けをする。助力する。
  • ある原因の上にさらにそれも原因の一つとなる。「食糧不足のところへ寒さも手伝って犠牲者が増えた」

みなさんがよく使うのは「1.手助けをする」のほうですよね。これが上から目線になるの?という疑問が浮かぶでしょう。

そこで、どうして上から目線だと捉えられるのか、詳しく説明していきます。

「手伝う」が上から目線になるかもしれないケース

「手伝う」が上から目線だと捉えられてしまうケースは、「仕事」や「家庭」で起こります。どちらも相手の立場になって考えればわかるかもしれません。

 1. 仕事で

仕事で上司や先輩に「手伝えることはありますか?」と聞くこと、ありますよね。

こちらからは善意で手伝うといっているのですが、なかには上から目線だと捉えてしまう人もいます。

https://twitter.com/ruridemi/status/1509669037030084612

このとき「手伝う」を悪く捉える人が考えているのは、「手伝えるほどの知識があなたにあるの?」もしくは「他にやるべきことやってから話しかけているの?」ということです。

教えてもらう側からすれば当たり前のようにいってしまいがちな言葉ですが、上から目線になってしまわないか発言する前に考えてみましょう。

「資料のコピー、わたしが取りましょうか?」など、自分が手伝えそうなことを加えてから聞いてみるとよいかもしれませんよ。

2. 家庭で

家庭で子育てや家事をしている奥さんに「手伝おうか?」ということはありませんか?
その後に奥さんが不機嫌になっているとしたら、その発言が原因です。

Twitterでは多くの不満のツイートをみかけます。

子育てや家事の多くは、夫婦2人の課題や毎日のタスクです。
「手伝う」には「他人の仕事を助けて一緒に働く」という意味がありますが、この「他人の仕事」という点が「夫婦のことなのに」という不満に繋がっています

Twitterには「手伝うは部外者のセリフ」という意見がありました。あなたにそのような思いがなくとも、上から目線だなあと捉えられてしまうのは嫌ですよね。

夫婦仲のためにも「手伝おうか」ではなく「やっておくよ」と言い換えた方がよさそうです。

「手伝う」が上から目線と捉えられるのは能力不足または他人事だから?

上から目線だと捉えられるケースについて、2つご紹介しました。「仕事」か「家庭」でも捉えられ方は異なりますが、使用には注意が必要ですね。

改めてまとめると、「手伝う」が上から目線だといわれる理由は次の2つです。

  • 【仕事】発言する側の能力不足(仕事に詳しくない)
  • 【家庭】他人事に感じる

仕事を教わる後輩からすれば、先輩に仕事があるか聞かないといけないと考えがち。その考えは正解で、指示を待つより動くのは素晴らしいことです

しかし、中には「聞く前に自分で考えたの?」という人や、「手伝えるレベルなの?」と考える人もいます。

先輩に「手伝いましょうか?」だけではなく、「資料のコピー、わたしがやりましょうか?」と自分がやれることを考えて付け加えると、ムッとされにくいですよ。

家庭での家事・育児は、あなたのやるべきことでもあるはずです。善意の「手伝う」が相手には他人事のように感じてしまうこともあります
発言だけで、その場の雰囲気が悪くなるのは避けたいですよね。

「子どもの風呂、俺がいれとくよ」や「皿洗いやっとくよ」とやる前提で話すことをオススメします。
夫婦の会話では「他人事感」はなくしていきたいですね。

「手伝う」は言い換えた方が安全

日常や、ビジネス、手紙にも使える「手伝う」の言い換え表現をご紹介します。

1. (日常)お困りですか?

外を歩いていると、たまに車椅子の方や年配の方が階段や段差などで困っている場面に遭遇すると思います。

なんと、ごくたまに「手伝いましょうか」というと、上から目線で嫌な思いをする方がいるそうです。

あなたが嫌な気分にならないためにも、「お困りでしょうか?」と言い換えましょう。

2. (ビジネス)なにかお役にたてることはありますか?

「手伝う」よりもビジネスの場で使えるのは「なにかお役に立てることはありますか?」です。

より丁寧な表現とすることで上から目線にならず、良い印象になると感じませんか。

「(あなた)を手伝う」ではなく「(わたしが)役に立てることは」の方が、相手をイラッとさせません。できるだけ言い換えていきましょう。

3. (手紙・メール)何かご協力できることがありましたらお申し付けください

手紙やメールで「何か手伝いますよ」といいたいときもありますよね。

「わたくしにできることがあればお手伝いさせてください」でもよいのですが、ビジネスの場では「何かわたくしにご協力できることがございましたらお申し付けください」の方がマッチしています

上司のメールで「手伝います」といった意味の文章を送るときは、その後に「お申し付けください」と付け加えるのがよいですよ。

「手伝う」は時によっては上から目線になる可能性が。言い換えよう。

「手伝う」という言葉が使うときと場所によっては上から目線の言葉になるケースとその理由をご説明しました。

いずれも手伝う側の態度や他人事感が原因で、相手がムッとしています。
自分は純粋に手助けしようという気持ちでいっているのに、そう捉えられてしまうのは残念ですよね。

雰囲気の悪化を防ぐためにも、「手伝う」は他の言葉に言い換えた方が安全です。
「手伝う」を他の言葉に言い換えて、仕事も家庭も円満にしていきましょう。

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